東大寺総合文化センター

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特集展示 凝然大徳

令和3年8月19日(木)〜 9月26日(日)


 凝然大徳は鎌倉時代後期の東大寺戒壇院にいらっしゃった学僧です。円照上人実相の弟子となり、のちに戒壇院長老となりました。律・華厳・真言・浄土・禅などを学び、元亨元年(1321)82歳で逝去されるまで多くの著書を書かれました。
 没後700年にあたり、この展示を通じて凝然大徳を知っていただく好機となれば幸いです。


                  特集展示 展示一覧


・凝然大徳像    1幅
 絹本著色 鎌倉時代(14世紀)

 凝然大徳の肖像画。本図は、凝然大徳が何かを執筆する態で、学僧たる姿をあらわしている。上部の色紙形には凝然大徳の伝記を綴られる。


・重要文化財  梵網戒本疏日珠鈔 巻第43(東大寺凝然撰述章疏類のうち)    1巻
 紙本墨書 鎌倉時代・建治3年(1277)

 華厳宗第三祖・賢首大師法蔵が著した『梵網経菩薩戒本疏』に、凝然大徳が注釈をほどこしたもの。奧書から東大寺戒壇院での受戒が19歳であったことがわかる。


・華厳孔目章発悟記 巻第5   1冊
 紙本墨書 江戸時代・元禄2年(1689)

 凝然大徳(1240〜1321)が著した全23巻からなる『華厳孔目章』の注釈書。東大寺には自筆本二十一巻が伝わる。自筆本ではないが、奧書に撰述書を写すときは奧書まで写すようにと記されており凝然大徳の人柄がうかがえる。


・重要文化財  梵網戒本疏日珠鈔 巻第1 (東大寺凝然撰述章疏類のうち)   1巻
 紙本墨書 鎌倉時代・建治2年(1276)

 奧書から、本書の撰述を建治2年(1276)に始めたこと、そのとき凝然大徳は37歳であったことがわかる。


・重要文化財  梵網戒本疏日珠鈔 巻第50(東大寺凝然撰述章疏類のうち)   1巻
 紙本墨書 鎌倉時代・文保2年(1318)

 奧書から、本巻は巻第1の執筆から数えて43年後、文保2年(1318)に書き終えられたことがわかる。


・重要文化財  五十要問答加塵章 巻第1 (東大寺凝然撰述章疏類のうち)   1巻
 紙本墨書 鎌倉時代・元応3年(1321)

 『華厳五十要問答』の注釈書。凝然大徳の入寂は元亨元年(1321)年9月5日で、奥書に元応3年 (1321) 正月十日とあり、入寂の直前まで執筆されていたことがわかる。


・戒壇院凝然所述書目   1冊
 紙本墨書 江戸時代・明和3年(1766)

 江戸時代に三論宗沙門崇憲によって書写された凝然大徳の著作目録。本書目には華厳・律・浄土に関する書名のほか縁起や講式なども含まれており、凝然大徳の著書126種が書き上げられている。



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