東大寺総合文化センター

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お知らせ

特集展示 大仏復興

令和3年7月1日(木)〜 8月18日(水)


 7月5日は、建永元年(1206)に86歳でその生涯を終えられた重源上人の忌日にあたります。重源上人は鎌倉時代に「造東大寺大勧進」として、戦火によって失われた大仏殿をはじめ、東大寺の伽藍を復興されました。
 重源上人の御忌にちなみ、鎌倉時代の大仏復興の様子を伝える寺宝を展示いたします。

                  特集展示 展示一覧


・重要文化財 東大寺続要録(とうだいじ ぞくようろく)供養篇 末  1冊
  紙本墨書 室町時代(15世紀)

 奈良・平安期の東大寺の沿革を記した『東大寺要録』に続く寺誌(記録)。鎌倉時代初期の東大寺復興や仏事、法会、教学に関する主要な記事を収録している。収録される建久6年(1195)の大仏殿落慶供養会の願文中に「奉書金字紺紙大方広仏華厳経一部八十巻」とあり、現在まで伝わる紺紙金字華厳経80巻が、この時に奉納されたことがわかる。


・重要文化財 紺紙金字華厳経(こんしきんじ けごんきょう)巻第61  1巻
  紺紙金字 鎌倉時代(13世紀)

 紺色の紙に金字(金泥)で経文を書写した80巻からなる『華厳経』。全80巻揃って伝わり、各巻とも表紙裏に見返絵がみられる。本華厳経は、建久6年(1195)3月の大仏殿供養会の供養願文中にある「紺紙金字大方広仏華厳経」にあたると思われる。


・東大寺大仏縁起絵巻(とうだいじ だいぶつえんぎ えまき) 下巻  1巻
  紙本著色 室町時代(16世紀)

 東大寺の創建や大仏さまの関わる縁起を3巻にまとめた絵巻の下巻。本巻は、大仏殿の造営から鎌倉時代の大仏殿再建までの7つの話 (7段)が収められる。
 今回は、重源上人による東大寺復興を助ける神仏の霊験 [第6段]の絵の後半部分と、建久6年(1195)3月12日の大仏殿再建の落慶供養の風景 [第7段]の詞書と絵の部分を展示。

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