東大寺総合文化センター

文字サイズ

お知らせ

特集展示 良弁僧正

令和2年11月18日(水)〜 12月22日(火)

 聖武天皇や行基菩薩らとともに東大寺の創建に力を尽くされ、初代別当となった良弁僧正の忌日に当たる12月16日のみ、法華堂の堂内北側に安置された執金剛神像(国宝・奈良時代)や、開山堂の良弁僧正像(国宝・平安時代)が特別開扉されます。
 この時期に合わせて、良弁僧正の生涯の伝説と念持仏である執金剛神の霊験を描いた執金剛神縁起絵巻をはじめ、僧正に関わる寺宝を展示いたします。

                 特集展示 展示一覧

・東大寺別当次第(とうだいじべっとうしだい)
 紙本墨書 南北朝〜;室町時代(14〜15世紀)

 東大寺の歴代別当 (寺務統括者)の任期と事績を年代順に記したもの。本書には初代の良弁僧正から第143代の隆実 (文安4年〔1447〕就任)までが収録される。事績には伽藍の造営や造仏、修理、法会なども記され、東大寺の歴史の概要を知る上で貴重である。

・重要文化財 東大寺続要録(とうだいじぞくようろく) 供養篇
 紙本墨書 室町時代(十五世紀)

 奈良・平安期の東大寺の沿革を記した『東大寺要録』に続く寺誌(記録)。鎌倉時代初期の東大寺復興や仏事、法会、教学に関する主要な記事を、仏法篇・造仏篇・供養篇・諸会篇などに分けて収録している。
 今回は、建長二年(一二五〇)に良弁僧正の肖像を安置する僧正堂(開山堂)が、現在の場所に移築されたことを記した部分を展示。

・国宝(東大寺文書のうち) 法華会会料下行日記(ほっけえ えりょう げぎょう にっき)
 紙本墨書 鎌倉時代・正中二年(一三二五)

 東大寺の法華会は、良弁僧正が天平十八年(七四六)三月に羂索院 (法華堂)ではじめた。そのため羂索院は法華堂、三月堂と呼ばれるようになったとされる。本文書は元亨二年 (一三二二)から正中二年 (一三二五)の法華会で必要な支出を書上げたもの。

・執金剛神縁起絵巻(しゅこんごうじんえんぎえまき) 上巻
 紙本著色  室町時代(15世紀)

 東大寺の創建に功績をなした良弁僧正の伝記とその念持仏である法華堂の執金剛神像の霊験(れいげん)の数々を描いた絵巻。
 今回は上巻の第三段、執金剛神像の前で祈る童子(若いころの良弁)の手から光が発せられた場面を展示。

▼良弁僧正に関わるものとして伝えられてきた下記の経典も展示しております。あわせてご覧ください。
・顕無辺仏土功徳経  紙本墨書 奈良時代(8世紀)
・大方広仏華厳経 巻第60  紙本金字 高麗時代・至正8年(1348)

■現在、ミュージアム内で戒壇堂四天王立像(塑造・奈良時代)を特別公開しております。どうぞご拝観下さい。■

PAGE TOP