東大寺総合文化センター

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特集展示 大仏開眼

平成31年3月16日(土) 〜 4月23日(火)

 天平勝宝4年(752)4月9日、3年かけて鋳造された大仏さま(毘盧遮那仏)の開眼供養会(かいげんくようえ)が盛大に執り行われました。この大仏造立に関わった四名の重要な人物(四聖 ししょう)として、造立を発願した聖武天皇(しょうむてんのう)、開眼供養の導師をつとめた菩提僧正(ぼだいそうじょう)、民衆を率いて尽力した行基菩薩(ぎょうきぼさつ)、東大寺初代別当の良弁僧正(ろうべんそうじょう)の名前が挙げられます。
 開眼供養会が行われた季節にちなみ、明治時代に描かれた大仏開眼図や、四聖に関する寺宝を展示いたします。


                    特集展示 展示一覧

・大仏開眼図 寺崎廣業画 (だいぶつかいげんず) 1幅   絹本著色 明治四十一年(一九〇七)
 天平勝宝四年(七五二)の大仏開眼会の様子を描く。作者は寺崎廣業(てらさきこうぎょう)。毘盧遮那仏(大仏)は蓮華座のみを描き、その大きさを表現する。画中に見られる献物箱や仏具などは、正倉院宝物を参考に描かれたとみられる。第一回文展出品作品。


・日本高僧伝要文抄 第三 (にほんこうそうでん ようもん しょう) 1冊 紙本墨書 鎌倉時代・建長元年(一二四九)
 鎌倉時代の学僧・宗性(そうしょう 1202−92)が、建長元年 (1249)から三年をかけて、先行の伝記類より抄録した高僧の伝記集。自筆本全三冊が伝わる。現在では失われてしまった日本最初の僧伝「延暦僧録」から聖武天皇の伝記が採録されている。


・東大寺別当次第 (とうだいじ べっとう しだい) 1冊  紙本墨書 南北朝時代(十四世紀)
 東大寺の歴代別当の事績がまとめられているもので初代良弁僧正から第一四三代隆実(りゅうじつ)(文安四年〈一四四七〉就任)までが書かれる。


・南天竺婆羅門僧正碑註(みなみてんじく ばらもんそうじょう ひちゅう)
紙本墨刷 江戸時代・元禄十一年(一六九八)
 大仏開眼供養会(七五二)で、開眼導師をつとめた菩提僧正の事績を刻んだ「南天竺婆羅門僧正碑文」の註釈書。碑文は現在残っていないので、本書は碑文の内容を伝える貴重な書物である。


・四聖御影 (ししょうの みえ) 1幅  紙本著色 明治時代(19世紀)
 東大寺の草創期に重要な役割を果たした四人の人物、聖武天皇開眼導師の菩提僧正、行基菩薩、良弁僧正の姿を描いたもの。建長八年(一二五六)に製作されたものが最も古く、本品は明治時代に製作。

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