東大寺総合文化センター

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お知らせ

特集展示 東大寺の仏画

平成29年12月27日(水)〜 平成30年1月31日(水)

 東大寺には、華厳(けごん)五十五所絵巻や倶舎曼荼羅(くしゃまんだら)といった平安時代に作られた仏教絵画がありますが、そのほかの時代に描かれた仏画も伝わっています。それらの仏画は、寺内のいずれかの法会において掛けられてきたものです。
 鎌倉時代から室町時代にかけて制作された仏教絵画のなかから、これまで公開される機会の少なかった仏画を紹介いたします。

                    特集展示 展示一覧

・釈迦三尊像  絹本著色 室町時代(15世紀)
 赤い袈裟を着け、説法印を結んで豪華な蓮華座に坐す釈迦如来と、如意を執って獅子に乗る文殊菩薩、蓮華を持って白象に乗る普賢菩薩を描いた三幅対。両脇侍も中尊同様に袈裟をまとい、中国の宋元仏画の影響がみられる。

・釈迦三尊十六羅漢像  絹本著色 鎌倉時代(14世紀)
 釈迦が説法した聖地、霊鷲山(りょうじゅせん)を背景に、赤い袈裟を着けた釈迦如来、その左右に普賢(ふげん)菩薩と文殊(もんじゅ)菩薩、それを取り囲むように十六羅漢(らかん)像を描く。十六羅漢は釈迦の仏滅後に正しい教えを護持(ごじ)して衆生を救うように告げられた弟子たちである。

・文殊菩薩像  絹本著色 南北朝時代(14世紀)
 右手に利剣(りけん)、左手に青蓮華(れんげ)を持つ文殊菩薩の独尊(どくそん)像。獅子に乗る姿は五台山(ごだいさん)文殊(もんじゅ)と呼ばれ、インドから中国にある文殊菩薩の聖地・五台山に現れた姿を象徴している。

・仏涅槃図  絹本著色 鎌倉〜南北朝時代(14世紀)
 涅槃図(ねはんず)は釈迦が亡くなられる場面を描いたもので、涅槃会(ねはんえ)の本尊として用いられる。静かに横たわる釈迦如来を取り囲んで、仏弟子、天人、鬼神のほか、さまざまな動物が嘆(なげ)き悲しむ姿が表される。鎌倉時代以降の作例に多い、縦長の構図である。



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