東大寺総合文化センター

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特集展示 良弁僧正

平成29年11月22日(水)〜 12月26日(火)

 聖武天皇や行基菩薩らとともに東大寺の創建に力を尽くされ、初代別当となった良弁僧正の忌日に当たる12月16日のみ、法華堂の堂内北側に安置された執金剛神像(国宝・奈良時代)や、開山堂の良弁僧正像(国宝・平安時代)が特別開扉されます。
 この時期に合わせて、良弁僧正の生涯の伝説と念持仏である執金剛神の霊験を描いた執金剛神縁起絵巻をはじめ、僧正に関わる寺宝を展示いたします。

                 特集展示 展示一覧

・執金剛神縁起絵巻  紙本著色  室町時代(15世紀)
東大寺の創建に功績(こうせき)をなした良弁(ろうべん)僧正の伝記とその念持仏(ねんじぶつ)である法華堂の執金剛神(しゅこんごうじん)像の霊験(れいげん)の数々を描いた絵巻。上・中・下の3巻13段で構成される。延徳3年(1491)に宮中に運ばれ、後土御門天皇が御覧になった絵巻にあたると考えられている。
 今回は、上巻第2段(良弁が赤子の時に鷲にさらわれる話)と下巻第3段(平将門を征罰する話)を展示します。

・国宝 法華会会料下行日記(東大寺文書のうち)  紙本墨書  鎌倉時代・正中2年(1325)
この日記は、元亨2年(1322)から正中2年(1325)に行われた法華会で必要な支払いを記録したもの。
東大寺の法華会は良弁僧正が天平18年(746)3月に羂索(けんさく)院ではじめた。そのため羂索院は、法華堂、三月堂と呼ばれるようになったといわれる。

・東大寺良弁会方広会日記  紙本墨書  江戸時代・寛文元年(1661)
12月16日は良弁僧正の忌日(きにち・きじつ)法要が営まれ、夕方には方広会(ほごえ)(名前は「大方広仏華厳経」に由来する)がおこなわれる。方広会は、講問(こうもん)形式で、僧侶の学識を試問(しもん)する重要な法会で、本日記には、出仕(参加)者や次第(順序)などが記録されている。

・良弁僧正像  絹本著色  江戸時代(18〜19世紀)
東大寺の初代別当(べっとう)をつとめた良弁(ろうべん)僧正(689―773)を描いた肖像。象をかたどった如意(にょい)を手にすることや袈裟(けさ)などの着衣の色合いから、開山堂(かいさんどう)に安置される良弁僧正の肖像彫刻(国宝・平安時代)の姿を写したとみられる。

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