東大寺総合文化センター

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お知らせ

特集展示 二月堂修二会

平成29年2月4日(土)〜3月16日(木)

 二月堂修二会(にがつどう しゅにえ)は二月堂の本尊・十一面観世音菩薩に日常の罪過を懺悔(さんげ)し、除災招福を祈る「十一面悔過(けか)」法要です。旧暦二月におこなわれていたことから修二会といい、観音さまにお供えする水を井戸から汲む作法が取り入れられていることから〈お水取り〉とも通称され、春を呼ぶ行事として人々に知られています。
 二月堂修二会は良弁(ろうべん)僧正の高弟、実忠和尚(じっちゅうかしょう)によって大仏開眼の年、天平勝宝四年(752)に創始されました。今日に至るまで「不退行法(ふたいのぎょうぼう)」として1年も欠かさず行われていて、平成29年で1266回を数えます。この行法の長い歴史の中には平安末期の源平の戦いや戦国の騒乱、二月堂焼失や先の大戦での徴兵や空襲の影響など幾度となく存続の危機がありました。
 今回の特集展示では、寛文7年(1667)の行法中に起きた火災で焼失した二月堂から救い出された経巻や縁起(絵巻)、二月堂再建のための指図(設計図)などを展示します。
 展示を通して修二会への理解を深めていただければ幸いです。

 
 なお、なら瑠璃絵開催期間中(2月8日〜14日)は、20時30分(入館は20時00分)まで夜間開館いたします。



特集展示 二月堂修二会  主な展示品


・重要文化財 香水杓     2枝     銅製 鎌倉時代・寛元五年(一二四七)、文永四年(一二六七)
 二月堂の修二会中に使われる銅製の杓。独特な形状で、香水を分け与える際に用いる。刻銘があり、鎌倉時代の製作とわかる。

・二月堂縁起 下巻     1巻     紙本著色 室町時代(16世紀) 
 寛文7年(1667)の二月堂火災の中、焼失をまぬがれた絵巻の断簡。修二会が行われる二月堂の縁起を説いた絵巻の下巻の一部にあたる。
 

・二月堂再建地割図(梁行図、桁行図)     2鋪      紙本墨書 江戸時代・寛文7年(1667)
 寛文7年(1667)の二月堂炎上直後に作成された現在の二月堂の設計図。縮尺は10分の1。

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二月堂再建地割図(梁行図)

・重要文化財 紺紙銀字華厳経(二月堂焼経)     1巻     紺紙銀字 奈良時代 (8世紀)
 インド仏陀跋陀羅訳の旧訳華厳経(六十華厳)。寛文七年に二月堂が炎上した後、焼灰中から取り出されたため上下に焼痕がある。

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