東大寺総合文化センター

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特集展示「江戸時代の大仏開眼・大仏殿落慶供養」


特集展示 江戸時代の大仏開眼・大仏殿落慶供養
平成27年8月11日(火)〜9月14日(月)


 元禄5年(1692)3月、修復が完了した大仏さまの開眼供養会がおこなわれました。期間中の1ヶ月間で30万人を越える人々が東大寺をはじめ奈良を訪れました。
 また宝永6年(1709)4月に18日間おこなわれた大仏殿落慶供養会には18万人もの人々が訪れ、両供養会は、現在毎年多くの人々が訪れる観光都市・奈良誕生のきっかけとなった出来事といえるでしょう。
 今回の展示では法要の詳細な様子はもちろん、当時の風俗までも巧みに取り入れて描かれた両供養会の屏風絵を中心に江戸時代の復興に関係する品々を展示いたします。盛大な供養会の様子や活気溢れる当時の人々の息吹を感じていただきたいと存じます。



特集展示「江戸の大仏開眼・大仏殿落慶供養」展示品



1.南都大仏修復勧進帳(なんとだいぶつしゅうふくかんじんちょう)
                          1帖 紙本墨摺   江戸時代・貞享2年(1685)
   公慶上人がつくった大仏修復を目的とする勧進帳。冒頭に大仏さまの尊容、寸法末尾に奈良創建、
   鎌倉復興の由緒、重源上人の姿がある。大和国室生村(現・奈良県宇陀市)内での勧進で使われた。


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  南都大仏修復勧進帳(部分)





2.国宝 公慶上人書状(こうけいしょうにんしょじょう)
                          1通 紙本墨書   江戸時代・元禄13年(1700)
   江戸に滞在していた公慶上人が東大寺の清凉院(しょうりょういん)に宛てた書状。
   近況や勧進活動の様子を知らせている。


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  公慶上人書状(部分)





3.大仏殿工匠具(だいぶつでんこうしょうぐ)
                          一具 木製金銅装  江戸時代(18世紀)
   釿(ちょうな)、墨壺(すみつぼ)、墨差(すみさし)などの儀式用の大工道具。
   装飾性があり、宝永2年(1705)の大仏殿上棟式(じょうとうしき)に使用されたものと思われる。




4.大仏開眼・大仏殿落慶供養図(だいぶつかいげん・だいぶつでんらっけいくようず)
                          6曲1双 紙本著色 江戸時代(18世紀)
   元禄5年(1692)の開眼供養会と宝永6年(1709)の大仏殿落慶供養会を一双の屏風に描いたもの。
   僧侶や参詣の人々など多くの人々を当時の風俗を織り交ぜて表している。


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  大仏開眼供養図(部分)


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  大仏殿落慶供養図(部分)



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