東大寺総合文化センター

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特集展示「良弁」


特集展示 良弁
平成26年11月26日(水)〜12月25日(木)



 良弁は飛鳥・龍蓋寺(りゅうがいじ・岡寺)の義淵(ぎえん)に師事し、平城京の東の山中の金鍾寺に住していた
とされています。
 金鍾寺は東大寺の前身寺院の一つと考えられ、東大寺の奈良、平安時代の歴史が書かれた「東大寺要録」には良弁
が天平5年(733)に建立したと記されています。
 良弁は金鍾寺において大安寺の審祥(しんじょう)を招いて華厳経研究会を主宰するなど、聖武天皇の信任を得て、東大寺の創建や大仏の造立に尽力し、天平勝宝4年(751)には東大寺の初代別当に任じられました。天平宝字7年(763)には僧 正の位に昇り、宝亀4年(773)閏11月16日に85才で遷化されました。
 現在では毎年12月16日にその遺徳を偲び、良弁忌の法要がおこなわれます。
 今回の特集展示では良弁にかかわりのある絵画、工芸、経巻、古文書などを展示いたします。


                                    良弁忌についてはこちら→東大寺




「特集展示 良弁」関連展示品リスト




・顕無辺仏土功徳経                1巻
  「華厳経」寿量品の異訳本で、巻末に「奉写千巻 僧上良弁」とある。良弁発願経の一つ。


・大方広仏華厳経                  1帖
  韓国・高麗時代に書写された金字の華厳経。表紙見返し部分に金泥で精密・華麗な図を描く。
  東大寺では中世以降、その美しさから良弁が所持していたものと伝えられていた。


・風字硯                      1面
  良弁が所持していたと伝えられる硯。裾が開いた形状で「風」の字にみえることからこの名がある。


・華厳供印                     1顆 
  尊勝院に伝えられた木造印。背面に「良弁」の陰刻がある。
  華厳供は良弁が審祥を招き開催した華厳経研究の法会の流れを引き継ぐもの。


・東大寺要録(本願章)               1冊
  奈良、平安時代の東大寺の歴史書。根本僧正としての良弁の経歴が書かれている。


・東大寺続要録 供養篇本              1冊
  鎌倉時代の東大寺の歴史書。良弁坐像を安置する開山堂の移転増築のことが書かれている。


・法華会料下行日記                 1通
  東大寺の法華会は良弁によってはじめられた。
  元亨2年(1322)から正中2年(1325)までの法華会で必要な費用を書き上げたもの。


・東大寺良弁会方広会日記              1冊
  旧暦11月16日に行なわれる良弁忌・方広会の記録。参加する者の名や法会の順序が書かれている。


・良弁僧正像                    1幅
  開山堂の良弁僧正坐像(平安時代)をもとに描かれた像。右上色紙形には金泥で草木が描かれる。



kegonkyo (640x427).jpg    大方広仏華厳経(東大寺で良弁が所持していたと伝えられている)


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