東大寺総合文化センター

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東大寺ミュージアム

『東大寺の歴史と美術』展

  • 平成25年10月10日(木)~
平成23年10月の開館以来2年を経過いたしました。このたび、新たに四月堂から重要文化財 木造千手観音立像(平安時代前期)をお迎えします。その両脇侍としては国宝 塑造日光・月光菩薩立像(奈良時代)、さらに平安時代後期の制作である重要文化財 木造持国天立像・同じく重要文化財 木造多聞天立像を配し、ミュージアム内に新たな礼拝空間を創造いたします。
本展覧会では、「東大寺の歴史と美術」をテーマに展示を行います。奈良時代8世紀の聖武天皇による創建から、平安時代の塔頭の成立と学問の多様化、また、平安時代末から鎌倉時代初期の戦乱を経た後の鎌倉復興、室町時代末から江戸時代にかけての罹災と復興の歴史など、奈良天平の創建から江戸まで連綿と続く長い歴史と、時代ごとに生み出された彫刻・絵画・書跡・工芸等の寺宝の数々をご紹介いたします。

第1室
創建期の東大寺
国宝東大寺金堂鎮壇具や重文伎楽面など
第2室
東大寺の彫刻(奈良時代~平安時代)
重文千手観音立像のほか誕生釈迦仏や菩薩半跏像の彫刻
書跡と工芸
第3室
東大寺の彫刻(奈良時代~鎌倉時代)
平安~鎌倉時代の工芸
第4室
東大寺の聖教
東大寺の絵画
第5室
東大寺の考古

主な出陳作品

重文 千手観音菩薩立像
   平安時代(9世紀)
法華堂の西側の三昧堂(通称四月堂)に安置されていた仏像で、今後はミュージアムに安置される。本面・頭上面ともに丸みを帯びた造形で、胴が長く、腹部のふくよかな肉付きは一見童子のようでもある。面部・肉身に残る彩色は当初のものである。42本の脇手は壮大で存在感に満ち、持物を持つ手先の表現はやわらかで優美である。造立当初の記録が欠けているものの、江戸時代に浄土堂から法華堂に移され、明治以降に三昧堂に移動したとの記録が残る。
重文 持国天立像
   平安時代(12世紀)
かつて永久寺にあり、明治の廃仏毀釈時に二月堂に寄進、東大寺の寺宝となった。近年、寺内で右腕が発見され、修理により往時の像容を取り戻した。左手に剣、右手に宝珠(現在は亡失)を持つ姿は、像内納入品の図像や経典の記載と合致する。宝髻、宝冠、天衣等が別材製である点がこの像の特徴であり、右の多聞天立像との相違点である。
重文 多聞天立像
   平安時代(12世紀)
左の持国天と同様、永久寺に伝来したものである。左手は下げ、右手は振り上げる。現在、右手先は失われている。ちょうど多聞天の視線の先に失われた右手先があり、本来は掌に宝塔をのせ、これを見上げる像容だったと推測される。興福寺旧蔵の多聞天像にも同様の像容がみられ、南都の伝統的な表現であったと考えられる。持国天とは作風・構造共に異なり、同じ永久寺に伝来してはいても、一具ではないと思われる。
重文 伎楽面
   奈良時代(8世紀)
伎楽とは7世紀初頭、百済人が当時の中国から学び、日本にもたらしたと伝わる楽舞のこと。7~8世紀に寺院での法会等の際、仮面をつけて行列をなし、楽器を鳴らして舞い、行道しつつ、ときに滑稽な所作の芝居を演じたという。東大寺には大仏開眼の際に使用されたという伎楽面が多数伝わる。その表現は多様で、遠い大陸の様子を感じさせる。一部乾漆製であるが、多くは桐材に彩色をほどこしたものである。
国宝 金銅八角燈籠火袋羽目板
   奈良時代(8世紀)
大仏殿の正面に立つ八角燈籠は、金銅製燈籠としては国内最大・最古の燈籠である。8面ある火袋の東西南北4面の扉面には獅子、そのほかの4面の羽目板には音声菩薩が浮彫で表現される。その東北面の羽目板が、この鈸子を奏する音声菩薩である。菩薩はふくよかで、翻る天衣の表現も柔らかで量感豊かな姿を見せる。本面はかつて盗難にあい、周囲が破損したため、現在は取り外して保管されている。
講堂出土鬼瓦
奈良時代(8世紀)
奈良時代初頭、当時大陸での流行を受け、平城京造営より鬼瓦が使われるようになった。本品は講堂跡出土とされる大型の鬼瓦で、大きくまるい眼に突出した鼻、牙をむき出した大きな口という強調された鬼面文が特徴である。また、面部の周りを囲む連珠文の周囲に無地の土を重ねて大型化をはかっている。

入館料

大人(大学生以上) 500円(450円)
高校生 500円(400円)
中学生 500円(300円)
小学生 300円(200円)
  • ※( )は30名以上の団体料金です。
    小学生団体・中学生団体・高校生団体に限り、修学旅行など学校行事として引率入館される教職員は、常識的な判断で理解される人数であれば無料とします。判断が難しい場合はお問い合わせ下さい。但し、下見の場合は、入館料をいただきます。
  • ※東大寺友の会(本人のみ)・大仏奉賛会(本人と同伴2名)・唯心会(本人のみ)の会員は、受付にて会員証をご呈示いただきますと無料でご入館いただけます。
  • ※心身障害者施設・養護学校・障害者手帳・奈良市の老春手帳・奈良市ななまるカード(平成27年1月1日より手帳が順次カードに変更されたことによる)などの対応は、大仏殿入堂と同様です。
    詳しくはこちらからご確認ください。
  • ※時間外特別観覧(団体申込みのみ受付・解説付き)の場合は、別料金となります。ご予約は来館される一ヶ月前までに電話でお申し込みください。基本料金15,000円とお一人当り100円の追加料金を申し受けます。なお、観覧時間は午後8時半までとさせていただきます。(注:現在、準備中につき、予約は受付しておりません。)

貸出価格 500円
  • ・入館料とは別料金となります。

共通割引券

大人(中学生以上) 800円
小学生 400円
  • ※共通割引券は個人のみの設定です。
  • ※東大寺ミュージアムと大仏殿の共通に限定されます。
  • ※共通割引券の販売は大仏殿と東大寺ミュージアムの券売所の2ヶ所で行っています。
  • ※共通割引券購入後の払い戻しはいたしません。

開館時間

午前9時半から大仏殿閉門時間*まで(入館は30分前まで)
*大仏殿閉門時間(11月~2月=16時半、3月=17時、4月~9月=17時半、10月=17時)
*正倉院展および、修二会(お水取り)期間中の開館時間の延長はございません。

休館日

なし(臨時休館日あり・詳細はお知らせページをご覧ください)

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